結婚当初はパンツも履かせていた!?花田虎上夫婦の円満の秘訣
夫婦のカタチ
大相撲の元横綱・若乃花でタレントの花田虎上さんは、2008年に9歳年下の倉実さんと再婚し、今年で丸12年。お子さんたちに「ラブラブぅ~♪」とからかわれるほど仲の良いおふたりの結婚生活について伺いました。
前回の記事では、「出会ったときにピンと来た?正直、結婚は迷った?」などといった質問に対して○×で回答してもらいながら、馴れ初めや初デートの思い出といった赤裸々に語っていただきました。
▼前回のインタビューはこちら
初対面で一目惚れするも「もう連絡しません」。花田虎上夫婦の馴れ初め
今回は、「離婚後、“再婚はしばらくいい”と思っていた?」という質問から、「結婚当初は、パンツも履かせていた」という衝撃発言まで…⁉
- 「再婚はしばらくいいと思っていた」4人の子どもたちが倉実さんに花束を
- 一緒に生活しているんだから、家事をするのは当たり前
- 結婚当初はパンツも履かせていたけど…
- お互いの「良いところ」、「ここは直して欲しいところ」は?
「再婚はしばらくいいと思っていた」4人の子どもたちが倉実さんに花束を
ライターY
前回は、「飛行機に乗る前は必ず“愛してるよ”というLINEを送る」という結婚生活でのルールを教えていただきましたが、他にもありますか?
倉実さん
どれだけ喧嘩をしても同じベッドで寝るようにしています。そこで分かれてしまうと、全く違う方向を向いてしまいそうだから。それで朝起きたら、私は忘れてるし。
花田さん
俺は引きずってるよ(笑)。それがまた喧嘩になるんです。「まだ引きずってるの?」とかって。
ライターY
今回も〇×で答えていただきたいのですが、花田さんに質問です。「離婚後、“再婚はしばらくいい”と思っていた」?
花田さん
はい。疲れたんですかねえ、結婚に。
あとは、(前妻との4人の)子どもたちの感情はどうなのかなっていう。でも、いざ妻に会わせてみたら全然普通だし、結婚する時は子どもたちが花束を持って、妻に「おめでとう」って言ってくれて。
ライターY
花束を!素敵なエピソードですね。その時、倉実さんはどんな気持ちでしたか?
倉実さん
すごくホッとしました。やっぱり何よりも子どもたちの気持ちが心配だったので。
花田さん
ホッとしたという感じですかねぇ。でもまだスタートにもなってないという緊張感のようなものもありました。
ライターY
また花田さんに質問です。「1度目の結婚で学んだ教訓がある」?
花田さん
○です。 学んだこと?ありすぎて…。
倉実さん
よく言ってるのは、「女性とは争わない」って。
花田さん
そうね、女性と争ったらダメ。妻と喧嘩したときも、最近は逃げる(笑)。もう年取ってきたんで、疲れちゃうんですよね。
花田さん
波乱万丈な人生はとことん勉強してるけど(笑)、一般常識はわからないことも多いので、妻がいろいろ教えてくれて、すごく力になっています。
倉実さん
携帯のデータの入れ替え方とかね。
花田さん
Amazonの購入もいまだにできない(笑)。
ライターY
そうなんですか⁉でも、ブログは毎日更新してくださってますよね。
花田さん
それはもう慣れましたが、誤字脱字とかは…
倉実さん
ダブルチェックでね(笑)
ライターY
そうだったんですね。コメダ珈琲やリンガーハットなど、「そういうところにも行かれるんだ!」と、親しみやすさを感じる声も多いですね。
花田さん
行きますよ!僕は普通なんですよ(笑)。普通だから逆に怒られてきたくらいです。
昔、横綱なのにコンビニに普通に行って、自分のご飯とか買ってはいけないと言われました。
倉実さん
私も、まだお付き合い前、コンビニに行くって聞いてびっくりしました(笑)。
一緒に生活しているんだから、家事をするのは当たり前
ライターY
ブログの写真には、美味しそうな料理が並んでいますね。
倉実さん
子どもの頃から、料理が好きなんですよ。
ライターY
その実力は写真からも伝わってきます!花田さんも、時々ご自身で食事を作ることがありますよね。
花田さん
はい。でも、やっぱりキッチンって聖域だから…。「土俵入ってよろしいですか?」って様子をうかがいながら(笑)。
ライターY
土俵!そうしてキッチンに入っていくんですね。
倉実さん
そうですね(笑)。今は1日1回洗い物をしてくれます。
花田さん
修行時代は、1日300、400のお皿を洗っていたし、洗濯もしていたから、なんてことないんです。
倉実さん
本当はなんにもやってほしくないんですけど、やってもらうとすごく助かるので。最近はもう甘えようと思っています。
ライターY
どうしてやってほしくないんですか?
倉実さん
元々、いろんな負担をなくしたいと思って結婚生活をスタートしているので、そこで負担をかけるのは嫌だったんです。
私ができることは極力自分でやりたいんですけど、ちょっとキャパオーバーすることもあって…。
花田さん
僕のなかでは、子どもを育てることも家事もすべて、一緒に住んでるんだから当たり前のことなので。
倉実さん
私がひとりで抱えていたんだね。
結婚当初はパンツも履かせていたけど…
ライターY
ブログには、ご夫婦のラブラブな様子が羨ましいという声もたくさんあります。
倉実さん
ラブラブなの(笑)?
花田さん
子どもたちには「ラブラブぅ~」とか言われますけどね。
倉実さん
向かい合って話しているだけで、「ラブラブぅ~」って。
ライターY
ほほえましいですね。結婚当初と今とで、夫婦の関係性は変わりましたか?
倉実さん
変わってると思います、180度。当初は、完全に亭主関白だったので。
ライターY
亭主関白⁉ 全く想像つかないです。
倉実さん
パンツも履かせてました(笑)。
ライターY
えーーー!
花田さん
俺が履かせてくれって言ったんじゃなくて、(倉実さんが)「全部できなくして、駄目な人間にしてやる」って(笑)。
ライターY
倉実さんが、亭主関白にさせてたということですね。
花田さん
前はお風呂の時には下着を用意してくれてたんですけど…。
倉実さん
今は「自分で取りに行って!」って(笑)。
花田さん
「全部できなくしてやる」って言ったじゃないかって伝えたら、「今は違う」とか言い出して。
なので、裸で取りに行ってます(笑)。
ライターY
それにしても、パンツまで履かせていたのは衝撃的です…。
倉実さん
やりすぎていたなって(笑)。花田は人に甘えないんですよ。何でも自分でやりますというタイプ。
花田さん
妻に甘えたことはあんまりないですね。
倉実さん
あ、でも子どもには甘えるんですよ。「ギューして」とか「今日1回もチューしてないじゃない」とか。
だから時々、「私にも甘えていいよ」って無理やりこうして(抱き寄せる仕草)。
ライターY
ラブラブじゃないですか(笑)。倉実さんの包容力も凄い。
倉実さん
よく、「お前男に生まれた方が良かったな」って言われます。いろんなことを割り切ってるというか。
ライターY
倉実さんの嫌なことはすぐ忘れちゃう性格もさっぱりしていますよね。
花田さん
あぁ。僕は嫌なこと、忘れないですねえ。しかもエゴサーチしたりして。
倉実さん
しちゃだめって言うのに。
ライターY
エゴサーチ、するんですか?
花田さん
しますよ。
倉実さん
一時期すごくやっていて。やっぱり傷つくんですよ。だから絶対しちゃだめ、自分を痛めつけちゃだめって止めているんです。
ライターY
そういう部分でも倉実さんがサポートをしていたんですね。
でも、ブログを読んでいると、花田さんも頼りになりそうなところがたくさんありますよね。
倉実さん
いっぱいあります。私がおどおどしている時には落ち着いていて、逆に花田が不安な時は私が落ち着いている感じで。性格が逆なので、支え合ってる感じです。
お互いの「良いところ」、「ここは直して欲しいところ」は?
ライターY
お互いの「良いところ」、「ここは直して欲しいところ」を教えてください!
倉実さん
お互い短気だよね。あと、花田はすっごいマイペースなんです。
ライターY
マイペース!例えばどんなところがですか?
倉実さん
自分が今やりたいと思ったらやるんですよ。
例えば、出かける5分前に、車が汚いと洗車しはじめちゃうんです。それで時間通りに出発できず、用事をキャンセルしたこともあったくらい。でも、自分ではマイペースだって全然思ってないみたいで。
花田さん
思ってないよ。でも、何年か前に元横綱の武蔵丸からもマイペースだと言われて、「ええ、オレが?そう⁉」って驚きました(笑)。
ライターY
武蔵丸さんからも言われたとは!
花田さんから倉実さんに直して欲しいところはありますか?
花田さん
あまり子どもを怒らないでほしいな。教育面で厳しくしてくれるのは、すごくありがたいんだけど…。
ライターY
前回のインタビューでも「自分が厳しく育てられたから、トラウマ」だとおっしゃっていましたよね。
では、良いところは?
花田さん
支えてくれるところですかねえ。
自信を失って、「もうオレはダメかな」とか言っても、いや大丈夫だから!っていつも言ってくれる。一言でいいんですよね。それが支えになる。
倉実さん
私は、やっぱり感情を表現してくれるところです。
子どもに対してもだし、私が車で出かけようとすると、車が見えなくなるまで、ずっと家の前から見守ってくれている。自分のことは後まわしでもいいから、そういう風にできるってすごい。
花田さん
喧嘩してるときも、僕は見てますよ。すごい顔して(笑)。
倉実さん
そうだったんだ…!
ライターY
最後の質問になりますが、おふたりにとって、結婚、夫婦とは何でしょうか?
花田さん
難しいよね。答えがないけど、夫婦は生き抜くためのパートナーですかねえ。
倉実さん
みんなそれぞれ違いますしね。私たちの場合は、成長していく過程というか、今は子育てをしながら、いろいろ学びながら歩んでいるという感じですかね。
花田さん
まだまだ土俵の上で闘っていきます!
サイバーエージェントの本社がある「Abema Towers」にはじめて来たという花田さんご夫婦。アベマくんと手をつないで写真を撮ったり、社内を見学された様子が取材後すぐに花田さんのブログに掲載されていて驚きました。
ユーモアたっぷりでマイペースな花田さんとしっかり者の妻・倉実さんの日常がつづられたブログもぜひご覧ください。
<取材・文=吉河未布/編集=Ameba編集部/撮影=長谷英史>