初対面で一目惚れするも「もう連絡しません」。花田虎上夫婦の馴れ初め
夫婦のカタチ
毎日、決まって「おはようございます」という挨拶からはじまり、朝ごはん、トレーニング、子どもたちの送り迎え、買い物、夕食と、親しみやすさが人気の大相撲の元横綱・若乃花でタレントの花田虎上さんのブログ。
花田さんは2008年に9歳年下の倉実さんと再婚し、今年で丸12年。質問に対して○×で回答してもらいながら、馴れ初めや初デートの思い出といった赤裸々秘話も。お子さんたちに「ラブラブぅ~♪」とからかわれるという結婚生活の“リアル”に迫りました。
- 初対面で倉実さんに一目惚れ!「もう連絡しません」の意図は…
- 香港で待ち合わせ、弾丸で誕生日祝い!お忍びデート秘話
- 倉実さんが逆プロポーズ⁉ 「私が力になりたいと思った」
- 喧嘩しても、搭乗前には「愛してる」。そのルールができた理由
初対面で倉実さんに一目惚れ!「もう連絡しません」の意図は…
ライターY
まずは倉実さんに質問です!「花田虎上さんと出会ったときに、ピンと来た」?
倉実さん
いや、全然…。
ライターY
えっ、まさかの!花田さんとは、どこで出会ったのでしょうか?
倉実さん
お友達が私のことを花田のタイプだと思って、お食事会に連れて行ってくれたんです。
ライターY
なるほど。その時の印象はいかがでしたか?
倉実さん
「あ、お兄ちゃんだ」っていうくらい。 ただ、ずっと人を笑わせていて、すごく面白い人だなという第一印象でした。
ライターY
そうだったんですね。では、花田さんに。「倉実さんと出会ったときに、ピンと来た」?
花田さん
はい。(倉実さんが)帰る前、お手洗いへ行く後ろ姿を見たときに「あぁ、また自分は結婚するんだな」と感じたんです。
倉実さん
でも、最初に連絡先を交換して1、2回やり取りしただけで、突然「もう一切連絡しません」とメッセージがきたんですよ。
ライターY
えぇっ、それはなぜですか…?
花田さん
酔っ払った勢いで送ってしまって。当時、置かれていた状況が大変だったんで、恋愛をしないほうが良いと思ったんです。
ライターY
なるほど。自制という意味合いだったんですね。
花田さん
そうです。当然迷惑をかけるし、先のことを考えると…。自分を止めるために、「一切連絡しない」と伝えました。
倉実さん
最初、送る相手を間違えているのかな?と思いました。まだそんなに親しくもないのに、いきなり「連絡しません」って、どういう意味か気になるじゃないですか。
ライターY
そのときはどのように返信したんですか?
倉実さん
「あ、分かりました」という感じの返信をするしかなかったんですけど、1週間後くらいに、普通に連絡があって。
そこから私も意識しはじめた気がします。でも、今思うと、策略だったのかな?(笑)
花田さん
策略?違うよ~。
香港で待ち合わせ、弾丸で誕生日祝い!お忍びデート秘話
ライターY
初デートはどちらに行かれたのでしょうか?
花田さん
イタリアンのレストランへ。コースの最後にブルーチーズのデザートが出てきたんですが、これがふたりとも好みじゃなくて(笑)。
倉実さん
あれねー!それですごく盛り上がって、楽しい気持ちで帰ったという(笑)。おいしいと思うものも一緒で、そこから親密度が加速しましたね。
ライターY
意気投合したわけですね。そこからデートを重ねるようになったのでしょうか。
倉実さん
なかなか外に出られないし、結婚するまでは食事デートだけだったんです。
ライターY
きっと花田さんはどこに行っても気づかれてしまいますよね。
花田さん
はい。だから海外…香港が多かったかな。現地で待ち合わせしたこともありますね。誕生日祝いに1泊だけ来てもらったりして。
倉実さん
私は当時、幼稚園教諭をしていたので、土日しか休みがなく、弾丸でした。
税関で一泊で帰るの?ってびっくりされて、「彼氏のお誕生日のお祝いで来ただけなので」って言ったら、「彼氏はリッチマンだね」って(笑)。
倉実さんが逆プロポーズ⁉ 「私が力になりたいと思った」
ライターY
倉実さんが、結婚を決めた理由はなんだったのでしょうか?
倉実さん
当時、花田は一人でいろんなことを抱えていて。家族のこと、子どもたちのこと…そういう姿を見ているうちに、私が力になりたいと思ったんです。
ライターY
花田さんは離婚歴があり、誰もが知る有名人でもあります。次の質問なのですが「正直、花田さんとの結婚は迷った」?
倉実さん
いいえ。迷いはありませんでした。
ライターY
そうなんですね…!ちなみにプロポーズはどちらから?
倉実さん
私ということになってます。不本意なんですけど(笑)。
ライターY
不本意⁉
倉実さん
最初から、結婚前提のお付き合いではあったんですが、花田は私の「守ってあげるから」という言葉を聞いて、「結婚しよう」って思ったみたいで(笑)。
ライターY
倉実さんの言葉がきっかけだったんですね。
続いての質問はいかがでしょう。「結婚を周囲から反対された」?
倉実さん
うーん、両方…?
家族は全然反対しなかったんです。父は、「いろんなことが表に出ている人だから、逆に安心だよ」って言ってくれて。
母は、花田のファンだったので、出会ったときから話をしていたので、おめでとうって喜んでくれて。ただ、すごく心配していたと思います。
ライターY
紹介してくれた友人はどんな反応を?
倉実さん
「やっぱり」って(笑)。心配する声もありましたが、私は「そんなに心配すること?」と気にしませんでした。
喧嘩しても、搭乗前には「愛してる」。そのルールができた理由
ライターY
次の質問です。「結婚して良かった」?
倉実さん
良かったです。毎日喧嘩していますけど、楽しくは過ごせているので。
ライターY
毎日喧嘩を⁉意外です。どういう時に喧嘩をするのでしょうか?
倉実さん
本当に小さなことです。私が子どもをしつけたくて注意していると、花田は子どもが怒られているのが嫌みたいで、間に入ってくるんです。
花田さん
私が厳しく育てられたので、子どもが怒られているのがトラウマのようになっていて…。
ライターY
では、花田さんにも同じ質問を。「倉実さんと結婚して良かった」?
花田さん
もちろん、○ですよね。
倉実さん
ここで×だったら、帰るよ(笑)。
ライターY
おたがい「結婚してよかった」と答えていただきましたが、どういう点で良かったと思いますか?
花田さん
助けてもらってるし、 幸せを感じるポイントが一緒なんです。「あ、いま幸せだね」って伝えたら、「同じ、私もそう思ってた」って分かち合える。そういう小さな幸せが、結婚して良かったことですかねえ。
ライターY
思っていること、感じたことを言葉にするのは、意識しているのでしょうか?
花田さん
言葉はとても大切です。よく、言わなくても人の気持ちわかるっていうけど、わかりません!子どもたちにも、きちんと言葉にするように教えています。
花田さん
何時間後に僕が死ぬかもしれないのに、伝え忘れるのは良くないなと。
だから子どもたちは毎日、家を出る時に「パパ、アイラブユー」って言ってくれます。これは、僕が経験上学んだことなんです。
ライターY
と、いうと…?
花田さん
ブログのコメント欄で、ずっと応援してくれた方がいたんです。でもある日、その方のお姉さんから、「(その方が)亡くなりました」っていうコメントをもらって…。
現役中にも、僕のことを応援しながら亡くなっていく年配の方たちがいるという経験をして。
ライターY
いつ、その人と最後の会話を交わすかわからないと思うようになったんですね。
倉実さん
私は感情を伝えるのが、もともと不得意だったんです。でも、花田と付き合うようになってから、とても大事だと思うようになりました。
例えば、飛行機に乗る前は必ず「愛してるよ」というLINEを送り合います。
ライターY
喧嘩をしていても…?
花田さん
それだけはやるよね。
倉実さん
すごい喧嘩した後でも、飛行機に乗る前にはちゃんと送ってくれましたね。送らなかったときの方が、私が怖いんじゃない?(笑)
花田さん
いや、全然そんなんじゃないよ。
倉実さん
そんなことない?よかった(笑)。
撮影の時に「距離が近すぎる!(笑)」なんて言いながらも、終始笑顔で仲の良さが伝わってくるおふたりのインタビュー。
次回は「離婚後、“再婚はしばらくいい”と思っていた?」などの質問から、「結婚当初は、パンツも履かせていた」という衝撃発言まで…。後編もお楽しみに!
▼後編はこちらから
<取材・文=吉河未布/編集=Ameba編集部/撮影=長谷英史>