本来の肌そのものが変化する表現、効果効能は記載できません。例えば、「明るい肌」「透明感」「美白」は、肌に変化がある表現となるため、使用できません。薬用化粧品で、「美白」の承認を受けている場合は、「美白」に対する定義注釈「※メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐ」を記載することで、「美白」を謳うことができます。

「シミ・しわ・たるみ・ほうれい線・毛穴・エイジング（老化）」などに対する効果は、化粧品の効果の範囲を超えて記載できません。例えば、「シミを消す」「しわがなくなる」「たるみが改善する」などの表現は、化粧品の効果効能外の表現のため記載ができません。「これ以上シミを作らせないためのスキンケア」「肌を整える」など、化粧品で謳える表現を利用してください。なお、「しわ」に対する表現は、抗シワ試験効果評価を受け効果が確認された商品については、「乾燥による小じわを目立たなくする」という表現でのみ記載が可能です。また、一般的に利用されている「アンチエイジング」も利用できませんので、「年齢に応じたエイジングケア」などと記載してください。

化粧品が浸透する様子の表現については、「角質層まで」の注釈が必須です。「肌の奥まで」、「深く浸透する」など、表現自体に角質層を超えての浸透を表現しているものは記載できません。また、「肌の奥までスーッと染み渡る（※角質層まで）」と注釈をつけても記載できません。

特定の部位に対して、著しく効果を誤認させるような表現、表示は記載できません。例えば、「毛が生える」など、一般の方が認識する印象や期待感と相違する記載はできず「髪型を整え保持する」などの記載が、表現可能な例です。

記載の表現、写真など、見る人が不快と感じるようなものは掲載できません。

サプリメントなどの健康商品について、効果効能の記載や用法用量を記載することは、医薬品とみなされる可能性があるため記載できません。「健康維持のために」「忙しい毎日に」「飲みやすい」など医薬品的な効能外の表現を利用してください。なお、特定保健用食品（トクホ）など保健機能食品に分類されているものは、許可を受けた範囲で記載することが可能です。